IllustratorCCの図形ツールでフェレットのイラスト(アイコン)を描いてみよう
Updated
2022.10.15
Published
2015.07.22

連休中ペットショップへ出かけました。いろいろなペットを見た中で、一番ピンときたのはフェレット!細くてシュッとしているのがたいへんキュート。
フェレットを飼うなら色々調べて勉強しなきゃ…と思って検索するも、いまいちわかりやすいサイトがありませんでした。じゃあ、学びながら自分でサイトも作ろうかな?となるとサイト用のアイコンもいるよね??と思い立ち、さくっと作成。
体調回復してきたのでフェレットのアイコン用画像作りました pic.twitter.com/jDjf5H8en8
— ろくぜうどん⛄️ (@rokuzeudon) July 21, 2015
このイラストはほぼ図形ツールのみで作成しました。その過程を紹介します。
大まかな流れ
各パーツを重ねていきます。完成形だけ見ると大変そうに感じるかもしれませんが、工程毎に見ていくと実は簡単です。
手練れであればともかく、パスツールでゼロから美しい造形を作るのは難しく時間もかかります。図形ツールとパスファインダ機能でシェイプをつくりながら、Illustratorの操作に慣れていくと良いでしょう。
今回の制作では、「フェレット 画像」の検索で出てきたこちらのサイトの写真を参考にさせていただきました。
1. 輪郭を作る

2. 耳を作る

3. 口を作る

4. 目の周りの模様を作る

5. 目を作る

6. ヒゲをつくる

よく使うツールと機能
円ツール(L)
輪郭、耳、口、目で活用。shiftを押しながらドラッグすると「正円」になります。ツール選択時に画面をクリックすると、幅・高さの値を指定して作成できます。
選択ツール(V)
基本機能です。作った円やパスを選択して移動できます。
オブジェクト複製(選択ツールで、optionを押しながらドラッグ)
個人的によく使う機能です。option(windowsだとalt)を押しながらドラッグすると、同じオブジェクトを複製して上に重ねます。
ダイレクト選択ツール
基本機能で、オブジェクトの中の一部のパス(ポイント)だけを動かすことができます。ショートカットは「A」。
鼻の形は、円ツールとこのツールで簡単につくれます。

パスファインダー
こちらも頻繁に使います。今回は耳、目の虹彩、口で活用しました。こちらが活用例です。


ペンツール(P)とリフレクトツール(O)
円ツールでカバーできない所で使います。目の周りの模様で活用しました。

グループ化(⌘G)と整列
複数のオブジェクトを選択して、コマンド(windowsならCtrl)とGを押すと「グループ化」します。
グループ化しておくと、選択ツールでダブルクリックした際に「グループ内選択モード」になり、グループ内のオブジェクトのみ選択できるようになります。オブジェクト以外のどこかをダブルクリックすると解除します。
作業が捗りますし、グループ化しておくと整列させる際に便利です。

知ってると便利なツール
オブジェクトを最前面(最後面)へ移動(⌘[、⌘+])
グループ化&グループ選択モードで使うと、そのグループ内で最前・最後面へと移動させられます。いちいちレイヤーパネルを開いて操作するのは面倒なので、活用できれば圧倒的に作業の時短になります。
中心から拡大・縮小(optionとshiftを押しながら拡大縮小)

線幅ツール
ひげをつくるのに使ってみました。

終わりに
以上、フェレットのアイコンの作り方でした。
ベクターで作っておくと、目や鼻の位置・形を調整したり、色を変えるのも楽で便利です。

さて、私もフェレットの勉強をしてお迎えの準備をしようと思います。