TMC小川明生さんの「長く愛されるデザイン・ロゴを生み出し続ける秘訣」セミナーに参加しました
Updated
2022.10.15
Published
2015.10.25

【10/23名古屋】小川明生氏 登壇!クリエイターのための特別セミナーを開催 | AdverTimes(アドタイ) by 宣伝会議
マスメディアンさん主催。TMC小川明生さん登壇の「長く愛されるデザイン・ロゴを生み出し続ける秘訣」というセミナーに参加しました。無料・先着順ということで即申込。
小川さんはロゴデザインなど含むVI(ウィジュアルアイデンティティ)の多数の実績をお持ちのアートディレクターさんです。
小川さん自己紹介(デザイナーになった理由や直近の仕事など)
ロゴ、VIのコンセプトづくり、ビジュアル展開、ブランディング手法の紹介
過去の実績(実例)からみる、ロゴの様々な表現方法
NOYESへの提案資料チラ見せ
まとめ
時間が限られた中、盛りだくさんの内容でスピーディでした。小川さんに「ロゴ、VIのコンセプトづくり、ビジュアル展開、ブランディング手法」について生でお話しいただく貴重な機会でした。
学んだこと

自分の語彙力と理解力のなさゆえに、セミナーで小川さんが伝えたかったこととズレたことを書いてしまっているかもしれません。図も、小川さんのスライドをメモした自分の手書きですのでご了承を。
BI、CI、VI
BI…ブランドアイデンティティー
CI…コーポレートアイデンティティー
VI…ヴィジュアルアイデンティティー
BIは、企業理念とほぼ重なります。VIは、BIを軸においた「ベーシックデザイン」「アプリケーションデザイン」の領域を指します。それらすべてを包括したのがCI…コーポレートアイデンティティーです。「Communincation」はユーザーと送り手との間のコミュニケーションです。CMや広告を見るとか、製品のパッケージを見る、製品を使って見る、など。

様々な見方・イメージが散乱している企業(サービス)でも、VIを明確にすることで、発信する広告や販促物に一貫性をもたせることができ、品質の高いコミュニケーションをとることができます。

送り手が伝えたい企業イメージと、受け手が受け取るイメージのズレをなくすことも、ブランディングの一つの役割です。

デザインコンセプトをつくる流れ、手法
ロゴのデザインは、「見た目」と「機能」両方が求められます。「機能」は、「新鮮さ」「一度見たら忘れられない」「懐かしい」など。「語感の良さ」や「聞きやすさ」も考慮します。

デザインコンセプトを検討する時には、次のような図をつくって考えるそうです。

丸の中に、当てはまる要素を入れていき、整理します。最終的に、2単語くらいの分かりやすいキーワードに絞り込みます(スマート×トラディショナルとか…)。
現状、強みとなる競争力と、企業としてはもう取り払いたいマイナスのイメージがあるとします。ブランディングでは、その負のイメージはバッサリと切り外してしまい、「競争力」と「企業が目指す姿」をミックスさせたイメージをつくります。
この「目指す姿」を考える上では、まず「GrandStory」を考えます。コーポレートメッセージや、ブランドメッセージのようなものです。「目指すべき姿」を、まずは言葉で具現化します。

デザインにおいては、GrandStoryも含めて、BrandConceptとして以下のことを決めます。
ブランドの約束
Grand Story
Message
トーン&マナー
etc...
次に、「ベーシックデザイン」を決定します。
シンボルマーク
ロゴタイプ
シグネチャー
カラー
フォント
etc...
それから、「アプリケーションデザイン」へと展開していく、という流れです。
事務用品
製品
パッケージ
サイン
広告・広報
ウェブサイト
etc...
「サブグラフィック」をロゴなどと一緒に決めておくと、名刺やパッケージなどでもヴィジュアルを統一することができます。
ブランドの領域
デザインでいう「見た目(image)」と「機能(function)」のように、ブランドにも「感性価値」と「機能価値」の両方が求められます。

どれだけ「感性価値」が良かったとしても、「機能価値」が伴っていなければどうにもなりません。ブランドと消費者の間のあらゆるコミュニケーションが、ブランド構築の対象となります。ブランドの顔であるロゴや製品はもちろん、イベントやカスタマーサポートなど幅広い領域も含まれます。つまり、ブランド構築においては、デザインの見た目は一部にすぎません。

ブランド構築のためには、継続して使い続けることが大事です。そのためには、いつ見ても同じだと思えるデザイン、質の高い永続性のあるデザインが必要です。
その他
タイムレスクリエイティブ(永く使ってもらえるクリエイティブ)の重要性
VIを決める過程で、クライアントの社員と一緒にグループワーキングすることも大切
クライアントとの良好な関係作り
まとめ
VIのデザインをどのように提案してクライアントが受け入れ、コミュニケーション(サブグラフィックまで)へと展開していくのか…その流れを、順序立てて垣間見ることができました。
今回のお話を聞いたからといってすぐにクリエイティブなVIが作れるようになるとは思っていませんが、部分の領域でしかデザインをしたことがない自分には大変刺激的な話で、そういう刺激を得られたのが一番良かったのかなを思います。
ロゴでもWebサイトでも、本来、見た目だけつくってどうこうするものではありません。ないならば、まずはブランド(企業)の理念や方針などの「軸」を考える必要があり、なるほどそういうところから取り組みたいですね。
「アイデアを生み出す秘訣」について最後質問がありました。回答は、「いい方法があれば自分も教えて欲しい、自分は普段いいロゴ、逆に変なロゴを見つけた時に、なぜそうしているのかを考えるように意識している」とのこと。
自分も、もっといろいろなものにデザイナーとして目を向けていきたいです。うちの会社にも、グラフィックに強いディレクターさんがいらっしゃるので、機会があれば話をいろいろと聞いてみたいですね。
今回のスライド内容…特にNOYESさんへの提案資料、また見られる機会があったら良いなあ。
