3Dど素人とBlenderとAdobe DimensionとスダさんのPCメガネ
Updated
2022.10.15
Published
2017.12.03
この記事は スダAdvent Calendar 2017 3日目の記事です
前書き
PCメガネ
スダさんとは全く関係ないが、2017年の10月半ば、プロダクトデザイナー ジャスパーモリソン氏がデザインした「JINS SCREEN」が発売された。
メガネのデザインも良かったが、Webサイトのメインビジュアルがドンピシャで好みだった。

人物写真ではない、というのが良い。無機質すぎない絶妙な無垢さの人形。自然とメガネに視線が向くような構成・配色とか、「メガネ」という題材との相性とか、やけに印象に残った。
Dimension CC
同じく10月半ば、Adobe CC がアップデートしDimension CCが登場。3Dデータ作成の知識がなくても、3Dモデルを活用してパッケージなどのモックアップイメージが簡単に作成できるようになった。勢いで紹介記事も書いた。
ちなみにAdobe MAX Challengeでも活用した。MAXロゴをPhotoshopで3Dにし、objデータに書き出すと Dimension のデータ内に配置できるのだ。

こうして、3Dのデータ作成とか、3Dモデリングのツールにも興味が湧くようになった。
Blender
3Dといえば自分の中では@marimelody11さん。リアルだけど「あたたかみ」もある、かわいらしい作品が素敵。
貂明朝のゆきだるまかわいい☃ #貂明朝 pic.twitter.com/6Iu5jtaAF2
— まりめ郎👻 (@marimelody11) December 1, 2017
奇しくも JINS SCREEN のビジュアルと、雰囲気が似ている(気がした)。そして、Blenderというツールを使っているとのこと。
ということは Blender やれば JINS SCREEN に近いビジュアルをつくれる のでは?
…と、安易に思ってしまった!!
スダ Advent Calender
さて、お気付きだと思うが、JINS SCREEN のビジュアルと、スダさんは似ている。


ということで今回。Blender でどうにかこうにかして JINS SUDA SCREEN をつくり、それを Dimension でどうにかこうにかいじってみたかった。
試みた
頭部をつくる
このチュートリアル動画をみながら挑戦した。
あと、Macbookしか持ってないので、次の必要(らしい)設定をしておいた。
まず前と横のイメージを用意。

Blenderにて、背景に設定。

ゴニョゴニョしていく。

と、まあこの辺りまで進めて見た。が…
トラックパッドでやってたからか指が攣りそうに
仕上がりのイメージが見えない
なんでスダさんつくってるんだろう…
など、なんだかつらい気持ちに…。
無念だが、このままでは精神的に続けられないと判断し、断念することにした。スダさんごめん…。。
人の頭部は、意外と複雑な形をしている。たぶんデッサンと似たようなもので、初心者には難しい。もっと基礎を習得してから再チャレンジしたい。
諦めてメガネをつくる
このまま終わるのも癪なので、頭部よりは簡単そうな スダメガネ をつくることにした。
面を作って押し出して整える、という作業を繰り返した。

スダさんのロゴをベースに作成。

なんとかそれっぽいものができた。
Dimensionで遊ぶ
作成したメガネをobjデータに書き出すと、Dimensionで配置・利用できる。
画面に配置したら、いきなり地面に埋まるメガネの謎。(作り方が悪い)

マテリアルを「ゼラチン」にして、赤色に。

とりあえずレンダリングしてみる。少し時間がかかる。

レンダリング中に悲鳴をあげるPC。iMac Proほしい。
6分立つと完了した。けど、なんだかきたない。

せっかくなので「画像(シーン)」を試してみる。背景が設定可能。

角度や位置を調整したり、紙カップ配置してみたり。

スダさんの写真をオブジェクトにドラッグ&ドロップすると、簡単に配置できる。

改めてレンダリングしてみる。じわじわ現れるスダさん。

数十分待っても完了しないので途中で諦めた。何かが欠損してるかもしれない。

ちなみに「ライト」の設定を変えるだけで印象が変わる。

Adobe Stock を使う
先日Adobe MAX に参加した時、「Adobe Stockで3Dモデルを扱っている」と何度も聞いたのを思い出した。ちょうど良い機会なので試してみた。
検索して見つけたいい感じのメガネ。

ダウンロードしたデータ。素人目にはよくわからないデータが入っている。

とりあえず glasses_open.obj を配置する。ちゃんとしたデータなので配置後に地面に埋まらない。


同じ効果を適応して並べるとよくわかる、 Adobe Stock 素材のクオリティの高さ。

モデリングできなくてもこうして高品質な素材を活用できるのは、ありがたいことだと今回身に染みた。
終わりに

だらだら書いてきたが、色々試してみた感想はこちら。
Blender、奥が深い
Adobe Dimension、やっぱり楽しい
Adobe Stock、3Dモデルの品質高いし便利
3Dスダ本体はまた次回挑戦したい
特にBlender、オススメの勉強方法とか、制作環境(マウスやらテンキーやら)あればぜひドシドシ教えていただけると嬉しい。正直学習サイト多すぎて、逆にどれ見たらいいかわからなかった…。
Dimension はぜひ遊んでみてほしい。私が楽しいと思えるのは操作が簡単だからだ。Adobeのツールに慣れてるならすんなり使える。
そして、Adobe Dimension CC Advent Calendar 2017がまだまだ空いているのでぜひ参加を!
あと、JINS SCREEN は私も使っているが、目がだいぶ疲れにくくなった(気がする)し、鼻あても適度な高さがあってつけ心地が大変よい。デザインと色も幅広く選べておすすめ。ステマじゃありません。
【ブルーライトカット・PCメガネ】JINS SCREEN | JINS - 眼鏡(メガネ・めがね)
最後にスダさん、ありがとうございました。
コソアドデザイン|茨城県日立市のホームページ制作・出張カメラマン |