つい最近、amazonでボジョレーヌーヴォーの告知が始まっており、そこで使っているバナーがキレイで印象に残った。そして本題のAdobe Dimensionというツールも最近登場した。2Dと3Dアセットのリアルな合成が簡単にできるグラフィックデザイナー向けの3Dツールです。製品画像やパッケージデザイン、ブランドロゴ入りグッズなどを実際のシーンで視覚化できます。- Adobe Dimensionふと、Dimension を使えば、Amazonのバナーに似たイメージを簡単につくれるのでは?と思い、早速試してみた。文字は別途Photoshopで配置しているが、3Dツール初体験の私でも、こんな感じの画像が割と簡単にできた。制作過程起動・作成アプリをインストールして起動する。3分程度で基本的な操作がわかるチュートリアル動画が観れるので、初めての人は必見。閲覧後、メインのUIに移動する。大まかなレイアウトはAdobe XDに近い。早速、アセットウィンドウの中の「モデル」タブから3Dのモデルを選ぶ。今回は、「ボトル(角)」を選択してみた。クリックするとすぐ画面中央に配置される。モデルの追加、角度やサイズ変更も、簡単に操作できる。慣れは要るが、トラックパッドでも問題なく操作できた。続いて、アセットの「マテリアル」タブから質感を選べる。豊富で迷うが、今回は「黒のプラスチック」を選んだ。アセットの「画像」タブから背景を設定。光源やパースを自動調整してくれるオプションもある。今回は、こんなピンクのグラデーション画像を別途用意した。これを背景に設定し、さらに、アセットの「ライト」タブより光源を調整。移動ツール、拡大ツールで見え方を整えた。ちなみに、モデルの表面に画像をD&Dで手軽に配置できる。位置・サイズ調整もスムーズ。こちらも今回手元にある素材を使った。せっかくなのでカンバスのサイズを幅3000pxにした。微調整がまた必要になってしまうので、なるべく早めに指定しておいた方が良い。レンダリングウィンドウの一番上にある「レンダリング」タブから移動する。書き出しの画質や形式が設定できる。ちなみに、環境によるだろうが、レンダリングにはそこそこ時間がかかる。書き出し形式でPSDを選んだ場合、背景と3Dオブジェクトが別レイヤーになっていてありがたい。オブジェクトごとにレイヤーが分かれていればもっと楽だが、一応選択用のマスクレイヤーもあるので、複雑に重ねていない限りはなんとかなりそう。まとめ他の3Dツールのことを全然知らないのだが、この Dimension はかなりとっつきやすく、自分の表現の幅が広がった気がして嬉しい。3Dモデルをゼロから作れるわけではないが、無料で使えるものも充実しているので、工夫次第でいろいろできそうだ。その他、気になったことAdobeStockでの素材購入アセットウィンドウの各タブ最下部などから、Dimention向けに最適された素材を購入でき、そのままスムーズに使えるらしい。すでにそこそこの数の素材が販売されている様子。いい感じのワインボトルのモデルもあったが、価格は5,980円…。今回は見送った。マシンスペック私のが3年前に購入したMacbookProだからか、起動時に、私のPCでは「システム構成を満たしていません」と怒られた。どうしようもないのでそのまま続けたが、便利な機能がOFFになっていたかもしれない。マテリアルでガラス系を選択すると作業中粗々しく見えるのが気になっていたが、公式サイトに掲載されてる作業中のキャプチャー画像上でもそうなってるので仕様らしい。レンダリングするとちゃんと表示されるようだ。参考:3Dモデルに2Dのアートワークを適用する | Adobe Dimension tutorials