DTPの勉強部屋 第60回勉強会 #studyroom060 で勉強してきました
Updated
2025.06.03
Published
2024.04.01

2024年3月30日、ウインクあいち小ホールで開催されたセミナー「DTPの勉強部屋 第60回勉強会」。4時間の中で、デザイン制作に関わる3つの分野で学習できる、とても充実した時間でした。
今回は、フォントワークスの藤田重信さんと、hamfactoryのhamkoさんをお迎えして開催いたします。
藤田さんには、先頃出版された書籍「筑紫書体と藤田重信」をベースに「24種の筑紫書体がどうやって生まれたのか」魔法のようにヒットする書体を生み出し続けている神髄についてお話しいただきます。
hamkoさんには、Illustratorで作る「つやつやぷっくり&ざらざらなアナログ風表現」のテクニックをご紹介いただきます。お時間のある方は、ぜひご参加ください!
Session 1: 藤田重信さん『筑紫書体開発の20年とこれから』
Session 2: 【ミニセッション】YUJI『Adobe Firefly最新情報』
Session 3: hamkoさん『Illustratorで挑戦!つやつやぷっくり&ざらざらアナログ風表現』
筑紫書体開発の20年とこれから
筑紫書体など、様々なフォントを開発されている藤田さんのセッション。冒頭は開発中のフォント(筑紫AM丸ゴOV-U、筑紫Fヴィンテージ明RT、などなど...)について。中盤からは、藤田さんの経歴や年表とともに、歴史を遡りながらそれぞれのフォントの生い立ち、コンセプト、貴重な制作秘話などお話しいただきました。
書体の解説だけでなく、ラルフ・ローレンやスティーブ・ジョブズの名言に絡めたお話、先輩・ライバルとのエピソードなど。藤田さんならではのお話も多く、大変興味深かったです。フォントの作例もステキで、目にも耳にもとても楽しい時間でした。
筑紫B ヴィンテージ明 ... ブラックホールのような、どこか一点に吸い込まれるような字形(より楽しくなるのではないか!)
— あげ (@60dage) March 30, 2024
「それで読めるの??」→ 「普通ではない」けど、「読める」! 👏 #studyroom060
ラブリー、かわいい「お」の文字。
— あげ (@60dage) March 30, 2024
それを元に50音作ってみよう! から作成した、筑紫Bオールド明朝-R!結果、オリジナルから「お」の造形が変わってしまった、というオチまで。
そういう「楽しさ」から始まるモノづくり、フォントづくり素敵だ #studyroom060
書籍「筑紫書体と藤田重信」を買っていないまま臨んでしまいましたが、それぞれの書体のことをもっと詳しく知りたくなり、参加後に通販で購入しました!我が家への到着が楽しみです。
また、当ブログ(サイト)で使ってるWebデザインプラットフォーム「STUDIO」でも、近いうちに筑紫フォントが使えるようになる(はず)で、そちらも期待大です!
Webフォントサービス「FONTPLUS」との連携を発表。新たに500種類以上のフォントを今春より提供開始 | STUDIO
Adobe Firefly最新情報
生成AI関連、新しい情報が日々多すぎませんか...?私はあまりキャッチアップできておらず、画像生成については趣味で Midjourney を触っているのみです。
今回のセッションを機に、Adobe Firefly に関する私の知識がアップデートされてそれだけで価値がありました。実際に試してみると、GUIでオプション設定できるのめちゃくちゃ使いやすい...!
プロンプト: 勉強会で知識を得て向上心と意欲に燃えているネコ ↓

「効果」をあれこれ増やして生成 ↓

さらに「構成 > 参照」に「横向きのボクサーが空を見上げる」画像を設定して生成 ↓

また、生成画像の権利周りで「コンテンツ認証情報」という仕組みがあり、AdobeやMicrosoftが取り組み・整備を進めているという話も、この日知りました。
Content Credentials
こうした機会でキャッチアップできること、とてもありがたいです...!
セッション発表、またイベント主催もいただいたYUJIさんありがとうございました!
Illustratorで挑戦!つやつやぷっくり&ざらざらアナログ風表現

セッション名の通り、「つやつやぷっくり」と「ざらざらアナログ」な表現について、後からのデータ修正もしやすい効率的な手法について紹介いただきました。
特に「つやつやぷっくり」で使える、「3Dとマテリアル」ウィンドウ...!2021に登場してた機能ってことももちろん知らず。全く触ったことのない機能でしたが、ごく簡単に細やかな3D表現を適用でき、かなり便利。

ささやかに適用しても良い感じで、バナーやチラシでのテキスト強調など、活躍する場面も多そう。ゼロから触ると挫折しがちだと思うんですが、つまずきやすいポイントなども懇切丁寧に解説いただいたので、今後役立てられそうです!3D効果のクラシック版とのメリット・デメリット比較も大変参考になりました。

後半「ざらざらアナログ風表現」はもちろん、終演後まさかの即席アピアランス講座も、作例含め非常にわかりやすかったです。あれに柔軟に応じられる対応力も凄まじいなと感嘆しました。
hamkoさん、ありがとうございました!
自分のセッションも無事終えました!ありがとうございましたー!
— hamko (@hamko1114) March 30, 2024
最後はまさかの延長戦でアピアランス基礎講座でした😇
#studyroom060