「WCAN 2015 Winter」に参加しました

Updated

2022.10.15

Published

2015.12.20

12/12に開催された「WCAN 2015 Winter」に参加してきました。イベントの様子の写真は、WCANのイベントレポートに掲載されているものを使わせていただいています。

今回は特に長谷川さんの「プロトタイピング」セッションに興味があって参加しました。そのためその感想箇所でやたら熱がこもっております。

会場はきらびやかな大学院でした。高級ホテルのような内装、随所にあるデジタルサイネージ、絶景の男性トイレ…。同日、同じ建物内で懇親会があり、そちらにも参加しました。

あたかもプロのようにプロトタイプを活用する方法

長谷川恭久さんによる講演でした。以下、学んだことを交えて、自分が誰かに説明するようなつもりで文章にしてみます。

そもそもプロトタイプとは

プロトタイプは「実際の動きを確認することのできる試作データ」です。

建築では、実際に施工に入る前に建築模型をつくります。自動車でも、生産する前に原寸大のモックアップをつくります。その目的は、チーム内やクライアントと進捗・方向性を共有し、問題点を早い段階で改善すること。そしてプロジェクト進行をスムーズにすることです。

ですがWebサイトやアプリの開発では、「デザインカンプ」はあれど、「プロトタイプ」は一般的ではありません。次のようなデザインカンプが多いです。

  • ただのPDFデータ

  • 画像化したデザインデータをブラウザ上で見れるようにしたデモサイト

実際の画面遷移の動きなど「使ってみないとわからない」ところがあります。そのため、実装した後でクライアントから「やっぱりここをこうしたい」…いわゆる「出戻り」の修正が起こりがちです。

この対策としてもプロトタイプは役立ちます。なにより、昨今ではプロトタイプを簡単に作れるサービスが登場してきているので、活用しない手はありません。

目的を明確にすることが大事

ただし、プロトタイプをつくることが目的になってはダメ。
プロトタイプを通じて何を確認したいのか、事前にはっきりさせなければなりません。

画面遷移については、ラフやワイヤーフレームの提案段階からProttInvisionなどを利用するとスムーズ。現時点ではProttの方が使いやすいです。トランジションのコピペができるのが便利。アニメーションを確認するなら、Principle、Keynote、AfterEffectなどで。

このように様々なツールがあり、それぞれ特徴や強みがあります。ただし、ツールを使うことを目的にするのも本末転倒なので、のめり込み過ぎないように。

デザインプロセスをオープンにしよう

大事なことは、「いち早く」共有すること。プロジェクトで、デザインをチームやクライアントと少しでも早く共有する習慣をつけましょう。

プログラムであればGithubなどでプロセスをオープンにできますが、今のところデザインではそうした文化はありません。

プロトタイプは、デザイン制作におけるブラックボックスのオープン化にもつながります。いろいろな人のアドバイスを受けられるし、共同制作もしやすくなります。

講演を通して

プロトタイプの必要性について、自分の中で言語化できていませんでした。なぜプロトタイプが必要なのか、どのようにプロトタイプと向き合うのか。わかりやすくまとめられて参考になりました。

また、スライドショーが圧倒的にキレイで、動きも滑らか、大変インパクトのあるものでした。発表の裏ではTwitterでタイマー仕込み?の補足情報が流れるという仕込みも。
内容がはもとより、そうしたさまざまな工夫、事前準備の緻密さにも感銘を受ける素晴らしい発表でした。

HTML6 でも CSS4 でもない Web 技術のゆくえ

株式会社サイバーエージェント ahomu(佐藤歩)さんによる講演。
ahomuさんご自身のブログで、スライドやフォローアップの内容がまとめられています。

HTML6 でも CSS4 でもない Web 技術のゆくえ - WCAN 2015 Winter に登壇してきました ::ハブろぐ

印象的だったのは以下。

  • IE各バージョンサポート終了の流れと、伴って今後発展しそうな技術(SVG、flexboxなど)

  • 全てのWebをHTTPSにする動きと、その背景

  • 物理の世界にアクセスするWeb技術のAPI(様々なセンサー…環境光、対物間距離など)

  • 次世代Webアプリ(Progressive Web Apps)

  • モバイルWebの高速化(Accelerated Mobile Page)

勉強不足で、後半になるにつれて「よくわからないけどなんかすごそうだぞ」という感じで聞いていました…。

新しいWeb技術、特にブラウザの枠を超えたいろいろな技術について、積極的に学んでいかないとWebデザイナーとしては時代に取り残されてしまうような気がしています。でも、どんな技術を学ぶのがよいのか、今後台頭しそうなのかを判断するのが難しい。そこで参考になるまとめとして、今回の発表はありがたかったです。

10年後も(たぶん)Webとかの仕事で食っていける仕事の考え方

株式会社インプレス Web担当者Forum編集長 安田英久さんによる講演。

想定オーディエンスを「主にWebサイト制作を生業としている方(それ以外の方でもOK) で、若い方。」とされていました。共感したところは以下。

  • お金は、価値を提供した対価としてもらうもの

  • 価値があるかどうかを判断するのは、あくまでもクライアント

  • 期待を超える価値を提供できると強い

  • 制作の基本はマーケティング

  • マーケティングの基本はコミュニケーションの基本

  • とにかくユーザー中心に考えよう

今と昔の「Web担のターゲットの違い」についてのお話が面白かったです。記事の一環として自社サイトでペルソナ分析をやってみたら、もともと想定していたペルソナと実態が全く違いすっ転んだ!というお話。

ペルソナ作りの過程は記事としても公開されているので、読むと面白いです。
[体験レポート]やってみましたペルソナ作り――これがウェブサイト向けペルソナの作り方だ | やってみましたペルソナ作り | Web担当者Forum

おまけ

懇親会

ahomuさんやアクアリング鶴舞ラボの方などとお話ができて、楽しい時間を過ごせました。
ビンゴでPS4が当てられなかったことと、腹痛により途中退場したのが悔しい。
尚ビンゴでは、ポップコーンが当たりました。提供の鈴木一弘税理士事務所様、ありがとうございました。

ロゴコンペ 落選

欲張って3案だしましたが入選すらしませんでした。未熟!!!!
次回出すかどうかはさておき、デザイナーとしてもっと精進したいと思います。

ろくデブログ

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Genta